軌道保線

保守

高速試験車(営業用車両)により検測し、検測結果により現場で軌道整備を行う。
走行は2週間毎に行い軌道整備が必要な場合は現場に指示される。施工としては、スラブ軌道は、高低狂いが発生した場合に鉄板(調整板)を使用して、狂いを整正する。又、バラスト軌道の場合、レールを高上して、つき固めを行う。

<軌道調整>

軌道検測を現場で行い、高い場合は前後の区間を高く調整し、低い場合は低い区間だけ高く調整する。


  • つき固め

<バラスト入替>

バラストは、長年の列車走行によりバラストの砕石が摩耗して沈んでいき、土砂の混入で排水不良となり固化し弾性が低下するため、バラストの振い分けや更換をする。

<枕木交換>


  • 旧枕木の撤去


  • バックホーにてバラストの掘削


  • バックホーが入らない場所を尽力で掘削


  • 新枕木挿入


  • 新枕木挿入後、仮つき固め


  • つき固めで最終調整

<レール交換>

概要は、緊張器をセットし、ガス切断をしてレールをフリーにします。(暑ければのびるし寒ければ縮むため)その後、レール長を確認して、レールを切断します。(溶接部、開口含む)

切断後、設定温度にするためにトン数緊張器によりトン数を設定し、溶接を行う。溶接が終了したら、緊張器を外して解放します。


  • レール切断時の伸縮を防ぐために
    レールを固定する(緊張器)


  • 交換するレールの両端を切断する
     


  • 交換したレールの両端を溶接する
     


  • 交換したレールの両端を溶接する